最近、歯をいくら磨いても、黄色い部分が落ちにくくなっているな~、しかも歯が長くなった様な気もするな~など、何か歯に関して違和感を覚えている様なことはありませんか?実はそれ、歯の老化が原因かも。このままだと免疫力も落ちていき、口の中の環境が悪くなっていきます。しまいには歯周病に感染してしまう可能性だってあります。既に、歯にひびが入っていたり、歯肉が縮んで弾力性がなくなってしまっている状態だと、将来、とんでもないことになってしまうかもしれません。他に加齢による症状として、歯と歯の間に食べ物のカスがつまりやすくなって虫歯になりやすくなる、歯ではない部分だと、唾液が出なくなる、口の中が乾燥して味覚が変化する、口を大きく開けにくくなり、口角びらんを引き起こしやすくなるなど、いろんな症状が出てきてしまいます。こんな症状が出てくる前に下記のことを少しでも早く実践していってはいかがでしょうか。

正しい歯磨き

 1日4回(朝食後、昼食後、夕食後、就寝前)が理想的ですが、少なくとも朝食後と夕食後の2回は必ず毎日、行っていきましょう。歯を磨くときは、鏡を見ながら、しっかりとブラシが歯に当たっているかを確認し、ブラッシングしていきましょう。歯磨き剤を多めにつけてしまうと、歯の汚れがとれていないケースもあります。適正な量の歯磨き剤でブラッシングをしていく様にしましょう。歯と歯の間など、歯ブラシが届きにくい箇所は、歯間ブラシやデンタルフロス等を使い、磨き残しがない様に丁寧に洗っていきましょう。

フッ素で歯を強くする

 フッ素には、歯の石灰化を促進する効果があります。フッ素入りの歯磨き剤を使用したり、フッ素入りのガムなどを嚙むようにしましょう。

規則正しい生活

 歯が黄色くなったり、歯茎が下がってくるのも生活習慣病の1つです。甘い飲み物、食べ物の摂取は避ける、ダラダラ食いはやめるなど、規則正しい生活を心がけていきましょう。

定期的な歯科受診

3か月に1度は診てもらうのが理想的

 歯の老化は症状や痛みがあまりなく、知らない間に進行しているケースが多いです。

3ヶ月に1度は歯医者さんに行って口腔チェックをしてもらう様にしましょう。

歯医者さんでは、歯垢や歯石を特別な機械で取ってくれます。しかも歯と歯肉の間の歯ブラシでは取れにくい箇所も特別な機械で除去してくれます。虫歯等でない限り、痛みが出ていないので、なかなか歯医者さんに行く気にもなれず、でもがんばって定期健診は続けていく様にしましょう。

歯周病は、歯がなくなるだけではなく、生活習慣病の進行を早め、様々な病気の原因にもつながる可能性があることが多くの研究からわかってきています。歯周病菌が血流にのって全身に運ばれてさまざまな病気を引き起こしていくみたいです。そうならない為にも歯の衛生には十分、気をつけていきましょう。